[Lesson7] 鋭いスイングのためのヘッドの引き出し方

目次

  1. 日本人特有のヘッドの引き出し方
  2. 打球の方向を調整する
  3. コースや状況でボトムハンドの肘を使い分け

レッスン6で、逆アクセルというヘッドの引き出し方をご説明しました。
今回のレッスンでは、バットの引き出し方の応用として、日本人特有のヘッドの引き出し方についてです。

ヘッド 振り抜き

この選手の振り抜きの位置は、レッスン1でご紹介した位置(赤線)とは明らかに違っています。コースによりこの位置(緑線)に振りぬく選手はいます。

ボトムハンド バッティング練習

そういう選手を、前から見た画像です。

共通するところがあり、それは赤丸で囲まれたボトムハンドの肘の位置と使い方です。振り抜いた後、肘が身体の中にボトムハンドの肘が収まっています(写真左)。

今回このボトムハンドの肘の使い方に関して説明していきます。

この肘の使い方ができると、逆方向に打ちたい時やタイミングを外された時、ヘッドを出す時に、逆アクセルと合わせることで鋭いスイングができます。

またこの技術を体得すると、スイングを出したい時に出せるようになったり、肘を前に出すので、身体の開きを抑えることができます。

それによって逆方向へのバッティングが非常にやりやすくなります。

第1章で、ボトムハンドの肘が、身体の中に収まっている画像をご覧になっていただいたかと思います。

打球の方向 ボトムハンド

ではそれをどうやってやるか?

画像のように、赤丸で囲まれた肘を矢印の方向にねじ込むことで、できるようになります。この技術は、逆アクセルと相性のいい技術で、一緒に使うとスイングが非常に速くなります。

身体の開きを抑えることができるため、逆方向へ打つ際に非常に大切な技術になります。肘の絞り方を変えることで打球の方向を調整することができます。

ボトムハンド バッティング練習

こちらの画像とともに今回のレッスンをまとめて行きます。

ボトムハンドの肘を身体の中でかえすと逆方向の打球が打ちやすくなります。通常通りボトムハンドの肘を背中の方にもっていくと引っ張るような打球になりやすくなります。

コースや状況でボトムハンドの肘を使い分けられるように、意識して練習していってください。

この記事の作成者


西山陽一郎西山陽一郎
Yoichiro Nishiyama

理学療法士
KoshiCon代表

1979年生まれ、神奈川県出身。理学療法士として病 院に勤務するかたわら、「koshicon」を立ち上げ、野球の動作などを研究、分析。講習会などでその結果を現場にフィー ドバックしている。


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