障害予防にもパフォーマンスアップにも重要な股関節についてチェック方法からトレーニング方法まで紹介したいと思います。
目次
1. 知っておきたい股関節のチェック方法
股関節のチェック方法として一番簡単なのが、座った状態での「もも上げ」です。
背中の後ろは壁を意識して、しっかり胸を張ったまま、気持ちよく30度以上もも上げができますか?
高校生・大学生は30度以下(社会人、プロレベルは40度以下)だとケガのリスクが上がります。
詳細は下記ホームページをご覧ください。
2. 股関節を動かすトレーニング
もも上げが、「全然できない」「きつい」または「左右差がある」という選手はまずは股関節を動かすためのトレーニングが必要になります。
股関節を動かすトレーニングは大きく分けて、「足を動かす方法」と「体幹を動かす方法」の2つがあります。どちらが良いかは選手によって違うので、やりながら動きやすくなる方法を見つけるようにしましょう。
「足を動かす方法」としては、チェックでやったもも上げをそのままトレーニングにしたり、いわゆる「ゆる体操」などが効果的な場合があります。下記動画を参照に試してみるのも良いでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=Y7pcB0jApZg
太ももの前の力が上手に抜けないと効果が出にくいの、太ももの前を触って力が入っていないかチェックしても良いでしょう。
「体幹を動かす方法」としては、下の写真のように座って胸を張って手を伸ばす体操があります。同様に、スクワットをするときも、しっかり股関節を曲げることを意識して行うのがポイントです。
他にも、四つ這いで股関節を曲げる練習や
https://ameblo.jp/bukatsu-physical/entry-12177389138.html
四つ這いから片足を伸ばして、股関節を曲げる練習があります。
https://ameblo.jp/bukatsu-physical/entry-12217372154.html
自分に一番合ったトレーニングを見つけるようにしましょう。
3. 動きの中で股関節を使おう
股関節が動くようになっても、地に足が着いた状態で股関節が使えなければ意味がありません。ということで、地に足を着けた状態でのトレーニングに移っていきます。
地に足が着いた状態でのトレーニングの代表例にはパワーポジションがあります。
下記ホームページでは捕球動作でのパワーポジションを解説しております。
また、四股なども代表的なエクササイズと言えます。
こちらも、しっかり股関節を曲げることを意識しましょう。
その他も、トレーニングの中で股関節をしっかり曲げる!という意識を持つことが重要です。
https://ameblo.jp/bukatsu-physical/entry-12200747398.html
股関節が上手に使えていないと上肢のケガにも関わってきます。
4. 球速アップにも重要な股関節
股関節がしっかり使えると体が安定します。体が安定すれば当然ですが腕も振ることができます。
また、非投球側の足(右利きであれば左足)をまっすぐと着地点まで運ぶこともできます。
股関節は球速アップにも重要なポイントになります。
詳細は下記ホームページをご覧ください。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
何となく股関節の重要性、チェック方法、トレーニング方法が分かってもらえたでしょうか?
このほかにも、股関節をねじる「回旋」という動きも障害の発生と大きく関わっております。
下記ホームページもチェックしてみてください。