長時間移動中のコンディショニング

試合や合宿の際には、バスや車での移動が長時間になることは少なくありません。朝早く起きて、長時間移動し、そしてアップが短時間ですぐに試合や練習が始まることはありませんか?
そうした状況で動きに精彩を欠いた経験は、誰しもがあるのではないでしょうか。

目次

  1. 移動後すぐの試合でパフォーマンスが発揮できない
  2. 検証実験デザイン
  3. 本当に着圧ウエアに効果はあるの?

長時間移動がある場合には、いかに移動中にコンディションを整え、現地(試合会場や練習場所)に着いたときに体をスムーズに動かせるかといった工夫が求められます。

その工夫として近年着目されているのが、着圧ウエアになります。着圧ウエアは、適度な圧迫感のあるソックス等を着用することでの身体的反応を期待するものです。
そこで、今回は移動中のコンディショニングとして、着圧ウエア着用の有効性について検証した結果について報告します。

 

検証実験デザイン

長時間移動中における着圧ウエア着用の有効性を検証するために、下肢の着圧ウエアを着用した場合としない場合の2つの条件を、同じ被験者に対して日にちを変えて調査しました(図A)。

検証条件は前日夜に各種運動パフォーマンスを測定し、その後被験者の就寝時間を統一しました。なお、翌朝起床時間も統一し、その後下肢のむくみを計測して、同じメニューの朝食を摂取した後、下肢着圧ウエアを着けた場合と着けない場合で3時間のドライブをしました。車内では着座姿勢に統一しました。

車での長時間移動後、再び各種測定を行い、下肢着圧ウエアを着用した場合としない場合で各種測定結果がどのように変わるのか比較検討をしました。

結果は下記ホームページをご覧ください!

https://www.bbm-japan.com/baseballclinic/17293727/p2

この記事の作成者


笠原政志笠原政志
Masashi Kasahara

国際武道大学体育学部・大学院 准教授
博士(体育学)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
日本トレーニング指導者協会認定上級トレーニング指導士

千葉県習志野市出身。スポーツ選手の傷害予防と競技力向上に関するコンディショニングを科学的に捉えたアプローチを実践し、現場と研究の橋渡しの役割を担っている。特に今まで経験値による指導が多かった野球選手のコンディショニングについてを、客観的に示した上でのアプローチ方法について研究したものを現場に提供している。


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