体幹の安定性をみるテストです。野球に必要な腹筋や肩甲骨の安定性、ひじを伸ばす筋力など多くの要素が含まれております。我々の高校野球部員を対象にした研究では、片手フロントブリッジができない選手はできる選手に比べて肩やひじを痛める確率が2.1倍あることが分かりました。
できない選手は、片手で体を支える練習、片方のひじで体を支える練習【片手で支える練習】とレベルを上げていきましょう。
また、上向きでひざを曲げて寝た状態で、手でひざを10秒間さわるような腹筋をしてみましょう【腹筋】。その後に、片手フロントブリッジができるようになれば、腹筋の低下が原因です。次に、投げる側の手を下にして両手を重ねて、足と手で体を支えるトレーニング【両手支え】を15秒しましょう。その後に片手フロントブリッジができるになれば、体を支える腕の筋力の低下が原因です。また、手を挙げて、ひじを曲げた状態から伸ばす運動にセラバンドなどで抵抗を加えてみましょう【肘伸ばし】。その後に片手フロントブリッジができるようになれば、手を挙げた状態で、ひじを伸ばすことが苦手なことが原因だったりします。
個々によってできない原因は違いますので、片手フロントブリッジを試しながら見つけてみましょう。