速く走るためのトレーニング

攻走守と言われるくらい、野球において走塁は重要な位置づけとされています。
走塁には、状況把握から判断や決断などの要因も含まれるため、単に足が速いだけでは走塁が良いとは言えません。とは言え、足が速いことが武器になることは間違いありません。

では足を速くするために何が必要なのでしょう?

最大のテーマは「しなやかに走る」ことだと考えています。

そのためには、全身をくまなく連動させることが必要です。全身を動かすためには脳にある体のマッピングを変更を狙います。腕や足など、脳のマッピングの中でバラバラになっているパーツをひとまとめにするようなイメージです。

そのために特に「手足がみぞおちから生えている」とイメージすることに注力しています。

このイメージだけで脚を挙げることが軽く感じられたり、筋肉の出力が高まったりするので選手たちは実感しやすいポイントだと思います。そのイメージが表現できれば、どのようなエクササイズを行なってもいいと考えいてます。選手たちが気に入っているように思えるのは、下の写真にあるレッグスイングです。

足振り

このエクササイズは継続性が多いように思います。

全身を動かして、しなやかに走るために ・姿勢を作る ・上半身を動かす ・下半身を曲げることを主要なポイントに挙げています。 次回からは、これらの各論と、盗塁の一歩目をつくる練習を紹介します。

塩多さんが会長をしている野球カラに関してのご案内です↓↓
興味のある方は、チェックいただけますと幸いです。

今後の野球カラの運営方針と改革について

この記事の作成者


塩多雅矢塩多雅矢
Masaya Shiota

トレーニングコーチ
部活身体塾代表
部活身体塾:https://ameblo.jp/bukatsu-physical/

山口県下松市出身、高校の頃に志した「ケガ人ゼロのチーム」を原点に、現在は約10校の中学・高校野球部の指導に当たる。「かしこ身体で勝利を目指す」をキャッチコピーにして、フィジカルを中心に勝利に必要なすべての要素をターゲットにしたトレーニング指導を実践する。さらには当初の志を「離脱者ゼロのチームを目指す」に昇華させ、選手が自分自身の身体と向き合うことを促す。
これらを通じてトレーニングを通じて目に見えるものを向上させ、考え方の伝授を通じて目に見えない成長を促すことを目論む。


関連記事

  1. からだを大きく

    からだを大きくするために!管理栄養士が教える「食事」のポイント

  2. 夏と冬

    夏と冬、ウオーミングアップ時間は同じでいいの?

  3. 高校・大学・プロ野球/挙上での外旋がしっかりできるか

    【高校生~】投球障害予防!もっとも重要なのはインナーマッスル

  4. タンパク質 悪い例

    除脂肪体重増量に向けた食事のポイント

  5. 高校・大学・プロ野球/太ももの前の柔軟性があるか

    太ももの前の柔軟性があるか

  6. 図1 高校野球

    野球選手の体重~除脂肪体重や体脂肪に着目した体づくり~