体が安定した状態をパワーポジションと言います。バッティングにも必要なパワーポジション。捕球動作を安定させると同時にパワーポジションを理解しましょう。
テスト方法は、まず転がってきたボールを捕る真似をします。その状態で前から押して後ろにバランスをくずさなければokです。フラフラしてしまう子は、自分が安定する姿勢を身につける必要があります。
安定させるためのポイントは、「お尻の穴を広げて後ろに突き出す」感じです。
捕球動作の確認ですが、実は投げるときや打つときの動きにも繋がります。
どんなに筋肉をつけても、パワーポジションが取れずに下半身が安定しないとプレーで力が発揮できずに守備でもバッティングでも思うようにいかないということも。構えた状態で色々な方向から押してもらい、ふらつかないか確認しましょう。ふらつかないポイントは、しっかり骨盤が前傾している(起きている)か、胸を張れているかです。背中が丸い状態では当然力が入りません。
また、中には目で上を向くことが苦手な子もいます。目で追えないので、顔が上を向き、結果としてあごが上がり、腹筋の力が抜けて不良姿勢になってしまうのです。このような子は、眼のトレーニングが有効な場合もあります。ゲームで下ばかり見ているのはダメですよ。
高校野球での調査結果では、捕球動作が安定していない選手がレギュラーになる確率は2.4%と安定している選手の10分の1という結果が出ております。
パワーポジションの安定は野球の基本ですので小学生のうちからしっかり練習しましょう。