少年野球をしている子供にとって、ピッチャーというのはあこがれの存在。しかし、体が十分に整っていないのに「速いボールを投げよう」と思っても当然肩ひじを痛める原因になってしまいます。
今回は、36チームの投手78名(5,6年生)を対象に
少年野球でピッチャーをしているにも関わらず、一度も肩ひじを痛めたことがない選手の特徴を調べてみました。
結果として下記の6項目が大切であることが分かりました。
6項目のうち5項目をクリアーしている投手は、肩ひじを痛める確率が20%なのに対し、2項目以下しかクリアーしていない選手は、肩ひじを痛める確率は80%でした。
ということで・・・5項目以上クリアー目指して頑張りましょう!
目次
1. 肩ひじを痛めない投手は「股(こ)関節が柔らかい」そして「しゃがめる」
色々なスポーツで怪我をしない選手の特徴を求めておりますが、股関節が柔らかいのは共通して言えることです。
肩ひじを痛める選手の特徴は、股関節を曲げる角度が110度以下であること。110度以下の投手は、88%が肩ひじの痛みを経験しているという驚きの結果が出ました。
一方、肩ひじを痛めない「投手」の特徴は、股関節を曲げる角度が125度以上であることでした。
股関節を柔らかくが基本です!詳細は下記ホームページをご覧ください。
しゃがみ込みも肩ひじの痛みと関連がありました!
股関節が硬いとしゃがめません。また、足首が硬くてもしゃがめません。
手を自由な状態にして、足も開いて良いのに、しゃがめない投手が肩ひじを痛める確率は75%。
しゃがめない子供にピッチャーをやらせても怪我の素!!
しっかりチェックしたいところです。詳細は、下記ホームページをご覧ください。
2. 肩ひじを痛めない投手は「体幹が柔らかく」「体幹が安定している」
体幹トレーニングということばがありますが、いわゆる“コア”だけでなく、体幹の柔軟性も大切です。両方できるように体を作っていきましょう。
体幹の安定性に関しては、統計でみると下の写真のような姿勢が3秒間できればOKです。
詳細は下記ホームページをご覧ください。
体幹の柔軟性に関しては下記の写真のようなテストが肩ひじの痛みと関連がありました。
ひじとひじをつけたまま、鼻までひじが上がりますか?
できない選手は60%が肩ひじを痛めておりました。是非クリアーしておきたい項目です。
詳細は下記ホームページをご覧ください。
以上 体幹の安定性と柔軟性のチェック項目です。
3. 肩ひじを痛めない選手は「手の内」ができている。
小指と親指をまっすぐにできますか?
さらにそのまま「手のひら」を上に向けられますか?
下の右の選手のように両方できない選手はひじの痛みと関連があることが分かりました。
×が2つの選手がひじを痛める確率は71%になります。
×がない、または×が一つの選手がひじを痛める確率は37%ですので、関連の強さが分かるかと思います。
詳細は下記ホームページをご覧ください。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
怪我をしない投手の特徴は・・・
股関節・体幹・手の内
是非、チェックをしてみてください!