ウオーミングアップの時間~どれくらいすればいい?~

日々のコンディショニングとして重要なウオーミングアップについて、あらためて考えてみましょう。

まずウオーミングアップとは、筋肉の温度(筋温)を適正なところまで上げる、柔軟性を高める、神経系を高める、耐乳酸性を上げることを目的とした「一般的ウオーミングアップ」と、各競技動作への導入(野球であればキャッチボールやトスバッティング)である「専門的ウオーミングアップ」に分けられます。

今回は、一般的ウオーミングアップについて着目した内容を紹介します。

さて、一般的ウオーミングアップについてよく聞かれるのは、「どれぐらいやったらいいのか?」ということです。
それに対するキーワードの1つが「筋温」になります。筋温とハイパフォーマンス(ジャンプや投げるなど一瞬に大きなパワーを出す能力)との間には深い関係性があります。

図A 筋温

図Aを見てください。縦軸がハイパワーパフォーマンス、横軸が筋肉の温度模式図を示しています。筋温が高くなるとハイパワーパフォーマンスも高くなっています。
つまり、筋温をコントロールすることがパフォーマンス発揮には重要な要素であり、その筋温を高めることがウオーミングアップとなります。

しかし、図Aでは、ある一定の温度を越えると逆にハイパワーパフォーマンスが低下しています。
では、何度以上筋温が上がるとパフォーマンスが低下するのでしょうか? これは研究によって示されている限りだと、40℃前後だと考えられています。この温度は熱中症になるような危険な状態だと言えるので、パフォーマンス発揮どころではないのは当然かもしれません。

筋音を温めた場合でパフォーマンスは変わる?

続きは下記サイトをご覧ください

https://www.bbm-japan.com/baseballclinic/17251658

この記事の作成者


笠原政志笠原政志
Masashi Kasahara

国際武道大学体育学部・大学院 准教授
博士(体育学)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
日本トレーニング指導者協会認定上級トレーニング指導士

千葉県習志野市出身。スポーツ選手の傷害予防と競技力向上に関するコンディショニングを科学的に捉えたアプローチを実践し、現場と研究の橋渡しの役割を担っている。特に今まで経験値による指導が多かった野球選手のコンディショニングについてを、客観的に示した上でのアプローチ方法について研究したものを現場に提供している。


関連記事

  1. 挙上位外旋角度

    【高校野球】監督必見!怪我をしない選手の特徴

  2. インサイドアウト コック

    [Lesson5] スイング軌道をインサイドアウトにする手首の使い方

  3. パワー

    球速アップと障害予防に関して ③ 【パワー】

  4. 人工知能を用いて、痛みのでやすい投球動作を閲覧する

  5. 足振り

    速く走るためのトレーニング

  6. マウスピース

    マウスピース(野球編)